富士登山をする多くの登山者は昼から登山をスタートします。
山小屋で宿泊後、夜明け前から山頂を目指して再び登山を始めます。
基本の服装は長袖シャツ、長ズボンです。暑くなったら半袖のTシャツになったり、寒い場合はフリースなど重ね着したり気温に合わせて調整します。 風が強い場合などは雨具を着て、風を防ぎます。 またズボンの下には機能性のサポートタイツなどがあると、疲労の軽減につながります。 日中は、日差しがとても強く、また照りつける太陽が厳しいので帽子やサングラス、日焼け止めなどを用意しましょう。 また夜間は夏とはいえ頂上付近は5℃~0℃、日によっては氷点下になることもあります。麓と山頂の気温差は約20℃。防寒着や装備を必ず準備して登山に望んでください。
登山は足元から。できればハイカットやミドルカットの登山靴が良いです。 新品のまま登山するのではなく、履きならしてから登山をしてください。また登山靴と合わせて厚手のソックスも負担の軽減になります。
ザックは、必要なものを入れるために必ず準備します。急な雨に備えてザックカバーもあると安心です。装備品や着替え、行動食を入れますので30L程度の容量が必要です。 また体に合ったザックを選びましょう。
フリースは、保湿性が高く、濡れてもすぐ乾くので登山向きです。 また薄手のダウンは軽量ですのでおすすめです。ザックに入れてもそれほど重さは気になりません。
登山にはレインウェアは必須です。天気予報が晴れでも必ず準備してください。またウィンドブレーカーとしても使用できます。ポンチョタイプですと風の影響を受けやすいので、セパレートタイプを準備してください。
標高が高く、日差しがとても強いです。日射病や頭の保護のためにも帽子が必要です。紫外線対策としてUVカットされているサングラスは日差しから目を守ります。砂埃が舞いますので、目を守ったり、マスクをすることで口、鼻から侵入を防ぎます。
夜の登山にはヘッドライトは必需品です。夜の登山で登山道を照らしたり手元を見たりとヘッドライトを用意します。最近は軽く、明るく、防水タイプもあります。
突発的な噴火などに備えてヘルメットを持参しましょう。落石や転倒の際も頭部を守ってくれます。転倒や切り傷の予防のため手袋が必要です。岩場やクサリ場、ロープ場などは手を使って登る部分がありますので必需品です。
登山では気がつかないうちにエネルギーを消費してしまい、突然ガス欠で動けなくなることがあります。それを防ぐために、歩きながら何かしら口に入れる事でエネルギー補充をすることが大切です。
水分補給として水を持参します。登山道と比べ下山道には山小屋がないので、下山の際の給水にも使用します。1リットル以上入る容器で用意してください。疲労の軽減や高山病対策として酸素吸入は有効です。
ビニール袋(濡れたものなどを入れられたり、ごみ袋としても)・ ペン・メモ用紙・タオル・ハンカチ・バンダナ・ティッシュ・ウェットティッシュ・ 時計・携帯電話・携帯電話用モバイルバッテリー・デジカメ・ 日焼け止め・ファーストエイドキット・常備薬・保険証など
※アイゼンは頂上までの登山では基本的に必要ありません。